N国党「新庄氏擁立」どうなった? 立花氏ぶちまけた

2019年12月12日 17時00分

原点回帰でNHK問題に本腰を入れるという立花氏

 N国党の名前は捨てず、党首も辞めません――。党名変更、党首辞任プランなどで揺れる「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(52)が本紙インタビューに答え、改称からNHK会長人事、元プロ野球選手の新庄剛志氏(47)への出馬交渉、れいわ新選組の山本太郎代表(45)に送ったエールの真意などを語った。

 ――NHKの上田良一会長が退任し、みずほフィナンシャルグループ元社長の前田晃伸氏が選任された

 立花氏:NHK内部にいる人たちは泥舟にいると感じているでしょうね。これからネット時代に74歳の人を持ってくるか?という話。上田さんは集金人の会社が反社会勢力とつながっていた問題を含めて、営業現場がむちゃくちゃなのを知ったんでしょうね。これ以上、やりたくないという判断をしたのでは!? 前田さん本人は貧乏くじであることを分かっていないんじゃないかな。

 ――総務省がNHKのネット常時同時配信で、計画を見直しさせたのは大きい

 立花氏:籾井さん(勝人前会長)の時に「公共放送から公共メディアへ」と言い方を変え、ネット同時配信でスマホ視聴でお金を取れるようにしようとした。籾井さん(元会長)は追い出され、上田さんという温厚な人が出てきて、NHKは思惑通りいくかと思ったら、N国党が国政政党になったことで、空気が変わった。議席は1つだけど、選挙で取った票は自民党の17分の1。自民党もネットから受信料を取るのは先延ばしするしかないと、暗に言ったのが総務省の見直し要求。24時間ネット同時配信ができなければ、とてもお金は取れない。でもネットからお金が取れなければNHKはいずれ潰れる。そこの攻防になるでしょう

 ――一方で、立花氏が出馬した各首長選での結果を見ると、N国党の支持は伸び悩んでいる

 立花氏:敗北宣言したけれども、2%という安定した支持でこれからも党は最低6年、運営できる。党勢を拡大していくとなると、消費税5%など、ほかの政策も訴えていかないといけない。それをしたところで、N国党の支持は伸びないというのが分かった。もし国会議員が10人とかになったら、僕もワガママ言えなくなるしね(笑い)。N国党の良さは僕のワンマンで、法律違反でもやってまえという感じでしょ。これからはちょっと引いて、2%の支持者に確実に訴えていって、NHKの集金人からの被害者を守っていきたい。

 ――原点回帰ということか。「みんなの党」への党名変更プランは

 立花氏:堀江(貴文)さんが、早いというか、まだエッジをきかしておいた方がいいとアドバイスをくれた。将来的には分からないが、少なくとも次の衆院選は「NHKから国民を守る党」で、僕が党首の体制も変わらない。党首を降りたら党首討論も出られないしね。

 ――新庄氏の出馬交渉の進捗は? 新庄氏はSNSで「NHKの話はない」と明言していたが

 立花氏:(インドネシアの)バリ(島)に行こうとしたが、新庄さんのポリシーで、現地では一切仕事の話はしないという。東京のオフィスが窓口になっているが、今は止まっている。ただ、新庄さんの性格から出馬をやめたなら「ない」ではなく「やめた」と言うと思う。党名変更の件は新庄さんだけでなく、他の芸能人、議員も含めて、出馬しやすくなるというのはあったが、正直、今の状況で無理に新庄さんに出てくださいとは言えない。

 ――れいわの山本代表にエールを送っているのが、さまざまな臆測を呼んでいる

 立花氏:れいわはすごい伸びてくると思うが、太郎さんは数字をよく分かっていない。次の衆院選でれいわは無理にでもお金を借りて、候補者を多く擁立した方がいい。国会議員になってよく分かったのは、いかにバカな議員が多いかということ。思想よりも人を入れ替えないとNHKの問題も解決しない。ウチの党がやらなくても太郎さんがやって、新しい風を吹き込んでくれればいい。ウチの勝負は3年後の参院選で、最大の勝負は6年後の参院選。衆院選に関してはテストにすぎないと思っています。