アイドルグループ「AKB48」が10日、東京ドームシティホールで全国ツアー・東京公演昼の部を開催。この日は朝、昼、夜の3部公演で、午後2時開始の昼公演はチームKメンバーが出演した。

 キャプテンの込山榛香(25)は「チームK、盛り上がっていくぞ!」と絶叫。オープニングからチームKらしく「Beginner」「最終ベルが鳴る」の2曲を熱く激しく踊った後、セクシーに「シャムネコ」「HA!」を披露した。

 ダンスリーダー・市川愛美(20)は、序盤から靴底が取れるほどのパフォーマンスで観客を魅了。その落ちた靴底を拾ったセクシー番長・茂木忍(22)が、なくさないように自分の推定Dカップ乳の谷間に収納するファインプレー。市川から感謝された茂木は「落ちないんだよね~。ここ(胸の谷間)に入れると」とドヤ顔で、かつてAKBの冠番組で「セクシーな胸元」を競う企画で1位に輝いた張りのある美乳を誇示した。

 また、8日に卒業を発表した峯岸みなみ(27)も出演し「皆さん、チームKは好きですか? 大好きですか? 私は大、大、大、大、大好きです!」。冒頭MCの自己紹介コーナーで改めて心境を告白し「先日、卒業を発表させていただいて…」と切り出すと、会場からは「え~!」と残念がる声が響いた。8日の公演時には声が起きなかったため「それ、劇場でも欲しかったやつ!」と突っ込んで笑いを誘った。

 その後、すぐに真剣な表情に戻り「いつ誰の最後になるか分からないから、一曲一曲かみ締めながらやりたい」と珍しく?真面目に語ると、感極まったキャプテン・込山が早くも涙。ファンの視線が込山に集中する状況に、峯岸は「私、今いいこと言っているんですけど…」と苦笑いした。

 終盤MCでは、込山からツアーの感想を聞かれ「本当に楽しかったです。AKBに入った時はステージは人を楽しませる時間で、自分が楽しむ場合じゃない。私たちがステージを楽しむのは早いと思いながらやってきたけど、これまでのチームも、今のチームKもすてきなチームに巡り合えて。すてきな絆の深いチームKに出会えて『楽しい』と言っていいところまできたんだなと思った」と感慨深げに振り返った。

 多くのメンバーが涙を見せる中、峯岸は後輩たちとファンに「チームK最高でした!」と笑顔で感謝した。