若い映画作家対象に「大島渚賞」新設 小山明子「大島もさぞかし喜ぶと思う」

2019年12月04日 17時10分

矢内廣氏(左)と小山明子

 自主映画の祭典「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」は4日、都内で「大島渚賞」の新設を発表。女優・小山明子(84)が会見に出席した。

 映画「戦場のメリークリスマス」などで知られ、2013年1月に死去した大島渚監督(享年80)の名を冠した同賞は、「映画の未来を拓き、世界へ羽ばたこうとする若くて新しい才能」に贈られるもの。選考対象は商業映画デビューしている日本在住の映画監督で、手がけた劇場公開作品数が3本程度であることが目安だ。

 大島さんの妻の小山は「大島渚賞をつくってほしいと言ったのは私です。大島も若者の才能が大好きで『今日はPFFの審査』って言って、夜遅く帰ってくることもあった。若い人の映画から刺激をもらうのが大好きな人だった」と明かした。

 同賞の審査員長は「戦場のメリークリスマス」に出演し、音楽を担当したミュージシャン・坂本龍一(67)が務める。坂本は「第68回ベルリン国際映画祭コンペティション部門」で審査員を務めた経験がある。

 小山は「大島はいつも自分の映画は日本にとどまらず、海外の人に見てもらえる映画でありたいと言っていた。『戦場のメリークリスマス』を撮った時も、世界に通用する坂本龍一さん、ビートたけしさんという人が育っていった。常に大島は海外に通用する映画でありたいと思っていた。賞にふさわしい映画を撮る方が出てくれば、大島もさぞかし喜ぶと思う」と語った。

 同賞の表彰式は、来年3月19日に行われる予定。