ステージへのこだわりが強すぎて主役自らが、まさかの搬送作業!

 新しい地図・草なぎ剛(45)が27、28日の2日間にわたって東京・世田谷区の昭和女子大学人見記念講堂でギターイベント「草なぎ剛のはっぴょう会」を開催したが、ワケあって準備段階で草なぎ自らが力仕事を買って出るハメになった。

 今回初めて、公の場で趣味のギター演奏を披露した草なぎ。7年前から「ほぼ毎日、ギター練習をしています」というほど熱い“ギター愛”に共鳴し、豪華なゲストが参加した。ライブ1日目に奥田民生、「TRICERATOPS」の和田唱、2日目に「ORIGINAL LOVE」の田島貴男、斉藤和義が駆け付けた。

 ステージセットも「本物しかありません」(草なぎ)と、1920年代から1950年代のバイク、ギター、デニムなど、こだわりの私物を並べた。総額は「おそらく2億円だと思います」と、こちらも超豪華だ。

「このステージには本物しか置いてません。参加してくれたアーティストの皆さまも本物。それに挟まれて、俺の歌と俺のギター(演奏)だけがニセモノなんだ、と落ち込んじゃった…」と自虐ギャグを飛ばしたが、ライブでは持ち歌「カメレオン」「渋谷バラッド」、愛犬クルミちゃんへの愛を歌った「クルミちゃんの唄」などを熱唱しファンを喜ばせた。

 だが、ステージを彩った総額2億円の私物を搬入するにあたって、ある問題が。あまりにも高価すぎて他人任せにできず、草なぎ自らが“一スタッフ”として作業し汗を流していたという。「やっぱり人に任せられないからね。並べるのも自分で全部やりました」(草なぎ)

 さらには「時間がなくなってしまって、ステージに置く予定だった冷蔵庫を置けなくなっちゃって。あきらめました」と“おあずけ”を食らってしまったセットもあったとか。

「どんどん練習して本物の音楽を届けたい」と目を輝かせる草なぎ。次回のライブでは、満を持してステージに冷蔵庫が置かれるかもしれない。