ロンドン五輪卓球女子団体銀メダリストの福原愛(31)が27日、都内で行われた「2020年台湾観光キャンペーン新CM発表会」(台湾観光局主催)に出席した。

 2016年に台湾の卓球選手・江宏傑(30)と結婚した“泣き虫天才卓球少女”も2児の母となり、同地に在住している。日本の卓球界を変えた名選手だけに“愛ちゃん2世”に期待する声もあるが「子供には卓球を指導することはないと思う。母と同じことができるかといえば、多分できないので」と、我が子に英才教育を施すつもりはないようだ。

「今年は出産が終わり、自分がやりたいことに対する足掛かりとなる一年だった。元アスリートとして、お世話になった卓球界に対する恩返しをしたいとずっと考えていた。来年は自国開催の五輪がある。私は自分のやりたいことが形になってきているので、それを実現したい。今年を漢字で表すと『動』かな」。母として元アスリートとして、フルに働いた充実感が表情に出ていた。

 ところで、卓球日本代表は来年1月に内定する。福原は「私は選考前のこの時期、呼吸ができないほど息苦しい毎日で、夜もしっかり眠れなかった。選手たちは大変だろうけど、体調管理に気を付けて、悔いの残らないように過ごしてほしい」とエールを送った。

 同観光局は「いろいろ、遊び台湾」をキャッチフレーズにキャンペーンを展開。今年は10月まで170万人以上の日本人が訪台しており、年内には200万人を達成する見込み。