歌手の美川憲一(73)が26日、都内で4人組男装ユニット「Vipera」とコラボレーションした新曲「いいじゃない~自由通り」の発売イベント行った。

 結成したユニット名は「美川憲一とザ・ヴァイパー」で、美川は初めて作詞に挑戦。「いいじゃない」「お元気~」など“美川語録”を散りばめ「人生やったもん勝ちよ」との自身のポリシーなどを詰め込んだ応援ソングだ。美川は「落ち込んだり迷いがあった時にこの歌を聴いたら、前向きに元気になれる」と話した。

“芸能界のご意見番”としての発言を期待して多くの報道陣が集結。イベント後の囲み取材では「何か嫌な予感がしているのよ…来ないで」と“けん制”。合成麻薬MDMAを所持したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された沢尻エリカ容疑者(33)について聞かれると「ほら、来ると思ったわよ」と苦笑いした。

 それでも「残念としか言いようがないじゃない。(芸能活動休止から)10年ぐらいかけて大河ドラマやコマーシャルとか復活してた。でも、その裏ではクスリ漬けになってて、精神のバランスが悪かったんじゃないかしら」と指摘した。

 また、沢尻容疑者が長期間に及ぶ薬物依存を自ら供述していることを受け「モヤモヤした気持ちを抱えていたと思う。正直に話しているし、隠していたから捕まってホッとしてるんじゃないかしら」と推察。それでも各所に多大な迷惑をかけていることから「いい仕事をつかんだんだから、ここで踏ん張ればよかったのに…。仕事で追い詰められて、その裏でクラブで発散して、薬で発散して、また仕事して、その繰り返し。芸能界の仕事に対しては裏切り行為。しっかり受け止めて、反省して出てきてほしい」と話した。

 その後も、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された元タレントの田代まさし容疑者、韓国・ソウル市内の自宅で亡くなった「KARA」の元メンバーのク・ハラさん、漫画家の清野とおる氏と結婚したタレントの壇蜜へのコメントを求められ、美川は言葉を選びながらしっかり答えた。