テイラー・スウィフト「自分の昔の曲が歌えない!?」大騒動の結末

2019年11月23日 17時00分

 24日にロサンゼルスで行われる恒例の米音楽賞「アメリカン・ミュージック・アワード(AMA)」授賞式に出演する米歌姫テイラー・スウィフト(29)が、同授賞式でのパフォーマンスで「昔の曲を歌うことが許可されない」と訴えていた問題に今週、結論が出た。一時は「テイラーほどの大物歌手でさえ、自身の作った楽曲を自由に披露できないって本当!?」と大騒動になった衝撃理由とは――。

 テイラーはデビューから昨年までカントリーとポップに特化した「ビッグ・マシン」というレコード会社に所属。2006年のデビューアルバム「テイラー・スウィフト」から6枚目の「レピュテーション」まで同社からリリースした。

 ところが今年6月、あのジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデを育てた敏腕マネジャー、スクーター・ブラウン氏が、同レコード会社を約300億円で買収。テイラーの原盤権が同社にあったため、ビルボード1位を記録した「シェイク・イット・オフ~気にしてなんかいられないっ!!」などを含むアルバム6枚に収録されている全ての楽曲が事実上、ブラウン氏のものとなった。

 これにはテイラーが猛反発。ビッグ・マシンとは昨年、デビュー時に結んだ12年契約が満了したため、音楽会社大手ユニバーサル・ミュージックと新たに契約。その際「テイラーが原盤権を持つ」との合意があったとテイラー側は主張した。だが、買収により全ての楽曲の版権はブラウン氏に移行したことが法的に認められたのだ。

 24日のAMAでのパフォーマンスについて、同授賞式を取り仕切る制作会社ディック・クラーク・プロダクションズがビッグ・マシンと協議、同レコード会社から「ライブパフォーマンスについては、どの曲でも使用可能」との認識を確認した。ビッグ・マシンはまた「テイラーがAMA授賞式で(過去の楽曲を)披露することはできないなど、これまで一度も発言したことはない」とし「そもそも、われわれに彼女のライブパフォーマンスを阻止する権限などない」との声明を発表した。

 どうやら今回の騒動は、楽曲の版権を失った被害者意識とブラウン氏との確執から生まれたテイラーの誤解だったようだ。