“EXILE一族”の男性グループ「FANTASTICS」が、初の全国ツアーで新たな可能性を見せた。一族で初めて、音楽と演劇が融合した公演を行ったのだ。来年春にアリーナツアーの開催が決まったが、どのような演出になるのか?

 FANTASTICSは先月から12都市17公演の全国ツアーをスタートさせ、今月20、21日の神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールがファイナル。

 ツアーでは事務所の先輩のEXILEらも経験していないことにチャレンジした。公演の前半が芝居パート、後半がライブパートになっているのだ。音楽ライブならば慣れているが、ほとんどのメンバーが演技経験はない。約1か月にわたって猛特訓し、ツアーに臨んだ。

 20日の公演では、来月発売の「Time Camera」など16曲を披露。さらにアンコール前に、来年2月に初アルバム「FANTASTICS9」をリリースし、春にアリーナツアーの開催をサプライズ発表した。

 リーダーの世界は「普通のライブと全然違うスタイルを自分たちで作れたのは、やりがいにもなりましたし、僕らの本心だったり、心で伝えるってことができたので、自分自身でも心に言い聞かせるセリフがあったり、このツアーはよいツアーだったなと思いました」と胸を張った。

「今回のツアーのチケットは即完売だった。音楽と芝居の融合は好評だった。規模を拡大して行う来年のアリーナツアーの演出は決まっていないが、同じような形態になる可能性はある」(音楽関係者)

 EXILE一族で新しい道を行くFANTASTICSに注目だ。