地下アイドル「仮面女子」の涼邑芹(21=アリス十番)の初主演映画「つむぐ」、月野もあ(25=アーマーガールズ)主演「未来の唄」の2作品が2020年に公開される。

 福井県鯖江市は17年に仮面女子を「めがねのまちさばえ大使」に任命。市内でのプロモーションのほか、仮面女子メンバーが出演する「Alice Film Collection」とコラボし2作品を制作。いずれも鯖江市生まれの片山享監督がメガホンを取った。

「つむぐ」は石田縞をテーマにしたもの。主演の涼邑は、先日開催された「第15回山形国際ムービーフェスティバル2019」で最優秀俳優賞(船越英一郎賞)に選ばれている。

 片山監督は「鯖江という街は職人の街です。職人というのは、その技術だけでなく、人となりや礼儀も同じように継承していきます。産業が続いていくということは、そういうことなのだと思います。だから鯖江の人たちは、こんなにも優しいのだと思いました。鯖江の歴史や人、それを僕なりに描きました」とコメントを寄せた。

「つむぐ」「未来の唄」は東京・豊島区の池袋シネマ・ロサ(20年2月8~14日)、福井メトロ劇場(同3月28日~4月3日)で上映される。