被害グラドルが実情告白 SNSに出没する“エロカメラマン”の手口

2019年11月14日 10時30分

取材に応じたグラドルのAさん。撮影中にエロい雰囲気にならないように気をつけているという

 ツイッターやインスタグラムなどのSNSを利用した、カメラマンと被写体との出会いが活発化している。SNSなくして芸能活動やインフルエンサーになることはできないからだが、魅力的な女性に「写真撮ってあげるよ」とエロ目的で近づくカメラマンとのトラブルも多いようだ。実際に危険な目に遭ったグラドルに話を聞いた。

 撮影と称して女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁世田谷署は12日までに、世田谷区のカメラマン小山大雅容疑者(31)を準強制わいせつの疑いで逮捕した。

 5月16日夜、自宅でグラビア撮影と称して、10代後半のモデル女性の服を徐々に脱がせながら、全身を触るなどのわいせつな行為をしたもの。「立場を利用してやった」と容疑を認めている。

 2人は事件の約1週間前にインスタグラムを通じて知り合い、女性の依頼で無料のグラビア撮影をすることになった。小山容疑者のツイッターには「adidas」「AKB48」「欅坂46」などと仕事をしたことがアピールされていた。

 SNSを出会いの場として、カメラマンと被写体が撮影に至ることは一般化してきた。その過程で起きる“性犯罪”も珍しくないそうだ。

 20代のグラビアアイドルAさんも、インスタを利用して出会ったカメラマンと撮影を行った経験が何度もある。「大手事務所でもなければ、宣材写真の費用まで自分で捻出する必要がある。私もデビューしたころは宣材撮るのに、スタジオ代とカメラマンのギャラで3万円かかった」

 稼ぎが少ない時期に役立つのがインスタだ。「有名じゃなくても素人でも、アップしている写真が奇麗だったら、こちらから連絡して撮影を依頼した」。反対にAさんに撮影を依頼してくるカメラマンもいたという。

 カメラマンと被写体は写真を通して相互メリットがある。「女優やグラドルやアイドルは、芸能活動の告知をするにも、仕事を得るためにも、まずは写真が必要。奇麗な自分の写真をインスタに載せれば、仕事のツールになる。スマホの自撮りでもいいけど、それだけだと足りない」。一方、カメラマンもSNSに実績を掲載できるし、駆け出しなら撮影の練習にもなる。

 Aさんは「インフルエンサーになって稼ぐために、みんなインスタのフォロワー数を増やすことに必死」と言う。撮影者と被写体の需要供給はどちらも活況だ。「#作品撮り」「#カメラマンさんと繋がりたい」などのタグはよく見かける。

 だが、その中に小山容疑者のようなエロカメラマンが存在している。Aさんも「3回くらい体を触られたことがある」という。

「スタイリストを雇うお金がないと、カメラマンが衣装の直しもする。徐々に服をズラして、水着のホックとかを外していくのが常套手段。撮られてると、自分では直せないこともあって、言いなりになる場合もある。人によっては『イヤです』と強く言えないことも理解できる」

 名の知れた人気カメラマンにも胸をなめられたそうだ。「『この写真が必要だから』と言うけど、疑問だった。友人のグラドルもこの人に撮られて断りきれずにセックスまでしてしまった」

 Aさんは「カメラマンは掃いて捨てるほどいる。条件が良くなければ、別の人に頼めばいいだけ。慣れてない女の子は気を付けてほしい」と警鐘を鳴らした。

 また、モデルのBさんも「2人きりで撮影したら、必ずリスクはある。悪いのは男だけど、女側もリスクを頭に入れてSNSを利用しなきゃ」と話している。