元テレビ朝日でフリーアナウンサーの宇賀なつみ(33)が6日、都内で開催されたイタリア映画「アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール」(15日公開)のチャリティー試写会にゲスト出演した。
映画の仕事で呼ばれたのは、4月にフリー転身してから初めて。「(事務所に所属せず)個人でやっているので、公式HPのお問い合わせフォームからお話をいただいた」という。
声が掛かったのは、中学時代は吹奏楽部で、人生の転機が30代という、映画の主人公との“共通点”から。ボチェッリ(61)は世界最高峰のテノール歌手で、盲目ながら30代で弁護士から歌手に転身した。
中学では打楽器を担当していた宇賀アナは「だから何も吹けないんです」。ただティンパニー、スネア、シンバルから木琴、鉄琴と何でもござれで、その担当を選んだ理由をこう明かした。「いろいろやってみたかったし、やっぱカッコよく見えたんですよね。大きな楽器を女性が演奏しているっていうのを」
局アナを辞め、今はテレビやラジオのほか、コラムも執筆している。「自分の心の動くことを、一つひとつ丁寧にこれからもやっていきたい」というスタンスの原点は中学時代にあったようだが、宇賀といえば酒。かつては「テレ朝イチの酒豪」で知られた。
この日も、先月行ったイタリア・シチリア島で「食事をしに行って、ちょっとお酒なんか飲んでも、プレーゴ(どうぞ)とかマンマミーア(なんてこった)とか、知ってるイタリア語を適当に言ってるだけで大爆笑してくれるっていう…」など、酒ネタをちょいちょい織り込む。
MCから「飲酒運転だけはお気をつけて」と言われ「そこはちゃんと、ちゃんとしますので」と返してはいたが、「お酒、控えられます?」の問いは「ダメです」と即答。「私も一応ノドが大事っていうお仕事をしてるんですが、今のところ声が出なくて、本番中に困ったっていうことは、まだ10年間ないので、引き続き飲ませていただきます」と高らかに宣言していた。