最強の地下アイドル「仮面女子」のリーダー・楠木まゆ(27=アリス十番)が3日、東京・秋葉原の仮面女子カフェで生誕祭を行った。

 仮面ユニット「スチームガールズ」「アーマーガールズ」としても出演を予定していたが、急きょ研究生に交じってオープニングアクトを担当。ほぼ出ずっぱりのライブを終えると「さすがに途中で脚が震えてきたが、きつさより楽しさが上回った」とニッコリ。

 ライブは思い入れのある曲で構成し、最後は「マイ☆メン」にこだわった。「去年の今頃、アリス十番の初期メンバーが卒業することで作ってもらった曲を(自身の)生誕祭で初披露した。だから、今年の最後の曲にしたかった。皆さんで一緒に歌った落ちサビは本当にすてきな景色でした」とファンに感謝した。

 卒業した桜のどかの後任として新生・仮面女子のリーダーに就任。「メンバーの入れ替えとか環境の変化が著しくて、私もリーダーをさせてもらうことになって、今まで以上に悩むこともたくさんあるんですけど、その分、皆さんの温かみを感じることができる一年でした」と振り返った。

「前リーダー・桜のどかちゃんは仕切りも司会も当たり前にやっていたが、実際にやるとすごいことなんだと実感した。同じようにはできないけれど、私らしいリーダーとしてメンバーを引っ張っていきたい」と意気込む。十番メンバーは「周りを見てものが言える」「メンバーへのケアを忘れない」「声が通るから指示が伝わる」と合格点をつけた。

 人望の厚い新リーダーだが、総合格闘技との“二刀流”で活動する川村虹花(23)は「(まゆは)朝8時くらいに寝て、午後3時くらいのギリギリに起きるんですよ。日が当たる時に活動して、時間を有効活用したほうがいい。早寝早起きが一番です」。午前8時から格闘技の練習を始める川村ならではの注文をつけた。

 新リーダーとして5月1日のワンマンを成功させたが、「もっと素晴らしいものが見せられたんじゃないか」と反省する点もあったという。12月15日のワンマンライブ(六本木・EX THEATER)に向けて「気付けば、あと1か月ほど。リハーサルも本格的に始まっておらず、ちょっとポワポワしていますが、ここから気を引き締めて最高の最高のワンマンにしたい。12月15日を仮面女子にいただければと思います。ぜひ、待ってます」と呼びかけた。