韓国で信じられないニュースが流れた。先月末、韓国のテレビ局「JTBC」で「今や20人。鮮やかな証言聞かせるAI(人工知能)おばあちゃん」というタイトルのニュースが報じられた。簡単に言うと、IT大国・韓国がその技術力を駆使して、慰安婦をAI化するというのだ。何をしたいのか…意味が分からない冗談話と思いきや、専門家は意外な危険性を指摘する。

 韓国政府の認定を受けた元慰安婦240人のうち、生存者=証言者は20人となったという。証言者が減りつつある中、元慰安婦を支援するために死後も鮮やかな証言をする“AIおばあちゃん”を製作することにしたようだ。

 JTBCによると、米国の慰安婦関連市民団体が韓国の西江大学と協力し、「AIのバーチャルの李容洙(イ・ヨンス)さん」を製作したという。元慰安婦の李さんの1000の証言を録画してデータベースを構築し、そこにインタラクティブ(対話型)AIを接続。リアルタイムのやりとりができるようになっているとのこと。

 まだ試作段階なのだろうが、さっそくJTBCの女性キャスターが体験。モニターに映るホログラム風の“AI李さん”に向かって、キャスターが「慰安婦問題はどのように解決すればいいのですか?」と質問すると、モニターの“AI李さん”が「真相究明し、公式謝罪し、法的賠償をすることです」と話した。確かにキャスターの音声を自動認識し、質問を解析し、的確に回答しているように見える。

 JTBCの取材に本物の李さんは「生きている被害者であることを知ってほしかった。なぜ(慰安婦問題解決のために)ここまでしなければならないのか。とても心が痛い」と話している。

 JTBCの報道について、韓国事情に詳しい但馬オサム氏はこう語る。

「要するに、AIを使って、未来永劫、日本に謝罪と賠償を求め、国内的には次世代、次々世代まで反日教育を再生産していこうというのでしょう。韓国にかかれば最先端テクノロジーもすべて反日のツールと化すようです」

 しかし、データベースに正しいデータを入力しなければ、AIは正しい解を導けないだろう。

 但馬氏は「そもそも、李容洙さんは証言の内容がコロコロ変わることで有名で、データを入力されたAIも混乱するのではないでしょうか。もしかして、『私はうそつきです』とAIが身もふたもない“解答”を出すかもしれません」と言う。

 韓国が誇る最先端技術はAIだけではない。クローン技術もある。

「一時、韓国で次期ノーベル賞間違いなしと記念切手まで製作され、その後、データ捏造がバレて学会を追われた黄禹錫(ファン・ウソク)教授はこの分野でのエキスパートでした。現に彼は世界で初めて愛玩犬のクローン製作に成功したと豪語しています。失脚後は、ペットのクローン製造ビジネスの第一人者となっているようです」(但馬氏)

 飼い主の依頼を受けて死んだペットの細胞から一体約10万ドル(約1100万円)でクローンを作成しているのだとか。生命倫理の観点から疑問視する声も出ているが、当の黄教授は馬耳東風のようだ。

 恐ろしいのは、このクローン技術が、反日に利用されかねないということだ。

 但馬氏は「亡くなった元慰安婦のクローンを作る研究がひそかに行われていないかと心配してしまいます。クローンからクローンへ何代にもわたって複製人間を作ることは理論上可能です。また、一度に複数の複製人間を作ることも可能でしょう。もしかしたら近い未来、水曜デモと称して、複製された李容洙さん100体が日本大使館を取り囲み、『謝罪と賠償』を求めて声を上げるという異様な光景が現実のものとなるかもしれません。それが、代を超え未来永劫続くのです」と最悪の想定を話した。

 さすがに人間のクローンを作ることはないだろうが、反日のためなら何でもやる韓国だけに、楽観はできない。