元SMAPで「新しい地図」に参加する香取慎吾(42)が、2020年1月1日にソロアルバム「20200101(ニワニワワイワイ)」をリリースすることが31日、分かった。SMAP時代もソロ名義でのアルバムリリースがない香取にとって、初めてのチャレンジとなる。本紙はそのレコーディング写真を独占入手。アルバムリリースに込められた“真意”を聞いた――。

 記念すべきソロアルバムは東京五輪・パラリンピックが開催される20年、年明け一発目の“極秘プロジェクト”として進行していた。制作に参加するアーティストも豪華な面々が揃う。注目度急上昇中のアイドルグループ「BiSH」や「氣志團」など。ほかにも続々と参加アーティストが決定しており、香取本人も楽曲制作に関わっているという。

 消費税が10%に上がった今年の10月1日に、香取はSNS上で「“10%”OUT NOW!!」と、デジタルシングル「10%」をサプライズ発表しリリース。ネット上で大騒ぎとなったが、それもアルバムリリースへの布石だった。

「アーティストと一緒にスタジオ入って、レコーディングしながら歌詞を書いたり直したり、やりとりの中で生まれていった曲、タイトルがたくさんありました」と香取。

 新しい地図は昨年9月に、レコード会社「ワーナーミュージック」と協力態勢を結んだことを発表。当然、ファンからはデジタル配信だけでなく、CDリリースを望む声も上がっていた。それがついに実現したのだ。

「今までデジタル配信で楽曲を発表してきましたが、SNSを通して皆さんからCDを出してほしいという声がたくさん届いたのと同時に『ソロアルバム』という新しいチャンスなので、CDとして残しておきたかった」

 また、新しい地図の3人(ほかに稲垣吾郎、草なぎ剛)は、日本財団「パラリンピックサポートセンター」のスペシャルサポーターと、国際パラリンピック委員会特別親善大使を務める。オリンピック・パラリンピックイヤーを「最速で盛り上げたい! 皆でワイワイ楽しもう!」というアルバムコンセプトからも「盛り上げ役」としての心意気が感じられる。

 新しい地図として活動後、SMAPの楽曲は歌っていない。過去には「自由(の象徴)だと思っていた歌が、こんなに不自由なものだとは思わなかった」と漏らしたこともあったが、今では「もっと歌いたくて、みんなともっと踊りたくってという思いがどんどん強くなりました」と前を向いている。

 来年は“歌手・香取”として注目されそうだ。