演歌歌手の北島三郎(83)、三山ひろし(39)らが27日、都内で行われた「中村典正お別れの会」に出席した。

 8月16日に肺炎のため死去した中村典正さん(享年83)は、1963年、北島の「三郎太鼓」のB面「田舎へ帰れよ」で作曲家デビュー。半世紀以上の長い付き合いだった北島は「仲のいいあなたがいなくなってしまって、とっても寂しい。たくさんの歌をありがとう。感謝でいっぱい」と別れを惜しんだ。

 生前は一緒にゴルフを楽しんだそうで「(中村さんは)すごく悔しがりで、ゴルフで負けると地面にゴルフクラブを打ちつけて、クソ!とつぶやいていた」と振り返った。

 中村さんの妻で演歌歌手の松前ひろ子(69)から「それは禁句だったのでは」と言われると「まあ、いいでしょう。旅立って笑って聞いてるよ」と笑みを浮かべた。

 また、2012年に中村さんの次女と結婚した三山は、涙を流しながら「先生との接点は14年しかなかった。弟子として、付き人として、カバン持ちとしていろいろと勉強させていただいた。これから中村先生の名前に傷をつけることがないように一生懸命努力して頑張りたい」と語った。