15歳の時に母親に売春を強いられたなど、衝撃事実を暴露した自伝本を先月出版したばかりの米女優デミ・ムーア(56)が今週、米CBSの人気トーク番組に出演。これまでの共演者の中で「価値もないのに自分より出演料が高かった俳優」を聞かれ“あの人”を筆頭に挙げた。

 デミは英コメディアン、ジェームズ・コーデンが司会する「ザ・レイト・レイト・ショー」に登場。互いに秘密を暴露し合うゲームで、ジェームズが引いたカードに書かれた前述の質問に、デミは「誰から始めればいいかしら」と前置きして「そうね、ブルース・ウィリスね」と、元夫の名前を挙げ、スタジオの観客を大爆笑させた。

 デミは自身が主演した1991年のサスペンス映画「愛を殺さないで」でブルースと共演。96年のアニメ映画「劇場版 ビーバス&バットヘッド DO AMERICA」では共に声優として出演した。また、デミの「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」(2003年)ではブルースがカメオ出演した。2人は87年に結婚し、00年に破局している。

「でも、彼が本当に私より高いギャラをもらう価値がなかったかどうかは分からないわ」としてアンサーを撤回。質問に答えられなかった罰として激辛ソースを口にした。

 一方、デミが引いたカードに記された「デミの自伝本『インサイド・アウト』で一番興味をひかれたのはどの章?」との質問に、ジェームズは「うんん…ドラッグのところかな」と口を濁し、笑いをこらえ切れない表情で「やっぱり読んでおくべきだった」と同書を読んでいないことを認め、罰ゲームで出されたゲテモノ肉をほおばった。

 また、デミは「これまで出演した映画の中でサイテーなのは?」との質問には「これは答えられるわ」とし、納得の表情で、「『悪魔の寄生虫・パラサイト』よ」と即答した。同作は82年のB級ホラー映画で、若きデミが主演。自分にとっては“黒歴史”の1本だったようだ。