女優の優希美青(20)と、ラッパーのANARCHY(39)が20日、東京・新宿区の新宿バルト9で行われた映画「WALKING MAN」(公開中)の記念舞台あいさつに登場した。

 日本を代表するカリスマラッパー、ANARCHYが初監督を務める作品。俳優の野村周平(25)演じる気弱な主人公が、ラップと出合うことで不幸と極貧のドン底から這い上がる、青春音楽映画だ。優希は主人公の妹役で、兄に反抗的な態度を取る、わがままな女子高生を演じた。

 ANARCHYは監督を務めた経緯について「俺が映画作りたいと言いだしたのが最初」と説明。「みんな、人生で一回は映画作ってみたいと思いますよね? そんな感じで作っちゃいました」と続けた。

 優希は「(ANARCHY監督に)お会いする前は見た目が怖いし、現場に入って『ふざけんな、テメェ』とか言われたらどうしようと思っていた」と、タトゥーに金歯という強烈な見た目のANARCHYに当初は不安な気持ちを持っていたという。

 しかし、実際には優しい人柄だったようで「撮影は冬だったから寒かった。そしたら温かい飲み物を買ってきてくださって優しいと思った」と話した。これにANARCHYは「ギャップでモテるんすよ」とジョークを飛ばし、会場を笑わせた。

 この日はサプライズゲストでラッパーのZeebra(48)が駆けつけ、ファンを喜ばせた。