アイドルグループ「乃木坂46」の井上小百合(24)、女優の矢島舞美(27)らが18日、東京・新宿区の日本青年館ホールで舞台「フラガール ―dance for smile―」(18~27日)初日前に公開ゲネプロを行った。

 2006年公開の大ヒット映画「フラガール」が舞台化された。来春にグループから卒業することを発表したばかりの井上が、主役の「フラガールリーダー・谷川紀美子」を演じる。

 ゲネプロ前の囲み取材で、井上は「まさか、このタイミングで卒業を発表するとは思ってませんでした。神様の計らいというか、ご縁があるのかなと。稽古を重ねるにつれ、(現在の)自分と(役柄が)重なってきて。セリフにうそがないと感じます」と心境を明かす。

 舞台はフラダンスが見せ場の一つ。井上は「しんどいです。これは大変だぞ、と。どんどん体が動かなくなってきて、すごくダイエットになるんじゃないかと」と苦笑交じりに話す。

 フラダンスを教える平山まどか先生役を演じる矢島は元アイドルグループ「℃―ute」のリーダー。ダンスも抜群にうまかっただけに、お手のもののはずだが「フラダンスは全然違います。電車に乗っていても、腰が痛くなって」と別物だそう。

 それでも「踊るうちに筋肉ができてきました。私は先生役でみんなのダンスを見守る役なんですが、舞台を見に来たみなさんも(演者のフラダンスの)成長がリアルに感じられると思いますよ」と話した。