女優の綾瀬はるか(34)が15日、千葉・幕張メッセで開催中のCEATEC2019(同所で18日まで)内で行われた「オープニングキーノート講演」(ANAホールディングス主催)に出席。最新技術を駆使した「ANA アバター」を体験した。

 同社は超スマート社会に向けた取り組みのひとつとして、アバター事業に参入する。来年4月にローンチし、東京五輪・パラリンピックまでに独自開発のアバター「newme」1000体導入を目指す。

 綾瀬はアバターとして登壇した直後に登場。「瞬間移動してきました。楽しかったです」と笑みを浮かべ、会場を沸かせた。片野坂真哉社長から、アバターを使って遠く離れた場所で釣りができるとの説明を受けると「これがどんどん普及したら、いろんなところにジャンプできる」と目を輝かせた。また、ロボットアームをつけた社長と握手するなど、最新技術に触れて満足そうだった。

 片野坂社長は「社会インフラとしてアバターを導入することで、デジタルからリアルへ働きかけることができ、世の中が瞬時につながって、世界各地へ“瞬間移動”できる。イマジネーションとクリエーションによって世の中の様々な問題を解決し、より平和で安全な社会の実現を目指す。ドアはすでに開かれている」とコメントした。

 現在、東京都、沖縄県、理化学研究所、阪大、三井不動産、森ビル、三菱地所、東急、三越伊勢丹、電通、ドコモ、KDDI、ソフトバンクなどがアバター社会実装パートナーとなっている。街の各所に配置されたnewmeに“アバターイン”することで、自宅にいながらショッピングを楽しんだり、病院のベッドから水族館を見学したりすることが可能になる。