俳優の藤岡弘、(73)が9日、“深すぎるコーヒー愛”について本紙に激白した! 2年間かけて世界中のコーヒーを試飲したという藤岡は、自身でコーヒーのプロデュースを行うほどのコーヒー通として知られる。良質な豆を使って作られる藤岡のコーヒーは体にもいいそうで、コーヒー好きで有名だった故高倉健さんも大ファンだったというから驚きだ。

 藤岡は9日、都内で行われたマクドナルドの新「プレミアムローストコーヒー」発表会に、タレントの若槻千夏(35)とともに登場した。

 この商品は、マクドナルドの大人気メニューであるプレミアムローストコーヒーをさらにおいしく改良したもの。イベントでは藤岡と若槻が同商品を試飲した。

 飲み方にこだわりがあるという藤岡は「感謝の気持ちを込めて『ありがとう』と言うとおいしくなる」と話し、コーヒーに向かって目を閉じて「ありがとう」とつぶやいた。

 この儀式を教わった若槻も藤岡とともに感謝の意を込めて試飲した。

 藤岡は「お~。僕の好きな濃いめだね。濃いのいいね~」としみじみ語ると、若槻も「濃いけど苦くない。程よい苦み」と感想を述べた。

 藤岡がコーヒー通なのは、知る人ぞ知る話だ。「藤岡、珈琲」という、ブレンドコーヒーのプロデュースも行っている。これはアラビカ種・有機栽培ペルー豆100%の良質な豆を使用した体に優しい、オーガニックコーヒーだ。

 イベント終了後、本紙が直撃したところ藤岡は余すところなく“コーヒー愛”を熱く語った。

「2年かけて世界中のコーヒーを試飲した」と言う藤岡は、相当なこだわりがある。単にコーヒー好きというだけではないのだ。これまで紛争地など、多くの発展途上国を訪れ、ボランティア活動や難民援助活動を積極的に行ってきた。

 そこでは「戦闘員の飲んでいるコーヒーをいただいたりした。経済が成り立っていなくてもコーヒーだけは自然にあって…」という。

 そういった経験から「コーヒーを作る(プロデュースする)ことで、間接的にそういう国を助けることもできるんじゃないかな」という思いが芽生え、「藤岡、珈琲」は誕生した。

 2011年の東日本大震災では「被災地の人たちにコーヒーを飲んでもらいたい」と考え、お湯を注ぐだけでコーヒーを飲むことができる“藤岡特製”ドリップコーヒーをプロデュースした。

「現地に運んで、飲んでもらったら非常に喜ばれた」

 またこんな話もある。

「『高倉健さんが、ボクのコーヒーを飲んでる』という話を聞いた。人づてに聞いたから真実かどうか分からないけど、その方は確かな人なので」と打ち明けた。

 生前の高倉さんのことを「素晴らしい方」と言う藤岡は「あの高倉健さんが!?と思い、とてもうれしかった」と、喜びの心境を語った。

「先進国ではコーヒーの消費量が多いという話を聞いた。若者には、コーヒーを飲んで日本の未来を支えてほしい」と言う藤岡。これからもコーヒー文化を世界に広めていくつもりのようだ。