渡辺謙 語学猛特訓の加瀬亮におにぎり差し入れ

2019年10月09日 21時48分

渡辺謙(左)と加瀬亮

 俳優の渡辺謙(59)、加瀬亮(44)が9日、東京・中央区のTOHOシネマズ日本橋で行われた米映画「ベル・カント とらわれのアリア」(11月15日公開)のジャパンプレミア試写会に出席した。

 1996年に起きたペルー日本大使公邸占拠事件にインスパイアされた、アン・パチェットの小説を映画化。渡辺は実業家・ホソカワ、加瀬はホソカワの通訳ゲン・ワタナベを演じた。加瀬の演じた役名は、原作者が渡辺の大ファンであることから名づけたという。

 自分に似た名前を呼ぶことになった渡辺は「(名前を)変えてくれればよかったけど、監督が『原作だから』って。その役(ゲン・ワタナベ)をやらせてくれと言ったけど、若い役で年齢的に無理だった」と悔しがると、加瀬は「謙さんの前で役名言うの恥ずかしかったですよ」と苦笑いした。

 加瀬は役柄のために日本語、もともと堪能の英語に加え、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ロシア語と6か国語のセリフに挑戦。「演技うんぬん以前に語学のことばかり考えていた。撮影前にはコロンビア大学の学生が来てくれて、ずっと部屋でスペイン語の勉強をしていた」と猛特訓を振り返った。

 加瀬とは「硫黄島からの手紙」(2006年)以来の共演となった渡辺は「土日が(撮影)休みだったので、気分転換にと誘おうとしたけど『加瀬、メシ行くか?』と言えないくらいの顔をして、後ずさりしていましたね(笑い)。とりあえず語学の勉強に集中してもらおうと思って、おにぎりを差し入れたりして『頑張れ、頑張れ』と応援していました」と明かした。

 これに加瀬は「苦労話は好きではないんですが、本当に大変でした。朝、楽屋に行くと謙さんの握ってくださったおにぎりが置いてあった。『硫黄島からの手紙』の時も謙さんのご自宅でご飯をいただいたりしていたのですが、今回もそうやって励ましていただきました」と感謝した。