京阪特急テレビカー号 悲願の“大阪駅乗り入れ”目撃情報?

2019年10月08日 11時00分

ミニカーにラッピングを施して作られた「京阪特急テレビカー号」

 本紙が昨夏に既報した1980年代前半に生産・販売されていたミニカー(マイクロカー)にラッピングを施して「ナショナル号」と「山パン号」を製作した長谷川薫さん(ツイッターのアカウント名・kaorububu)が、新作を発表して話題になっている。

 その名も「京阪特急テレビカー号」。モデルとなっているのは、71~73年にかけて製造された旧3000系で、京阪電気鉄道で2013年3月31日まで特急専用車として営業運行していたものだ。日本の電車で初めてカラーテレビを搭載した車両として知られている。

 今回、使われているのは、光岡自動車が83年に製造した「BUBU502」だ。その外観は真四角で、前一輪、後二輪の三輪車。「ホンダ・タクティ」の約50㏄のエンジンが使用されている。当時の販売価格は42万5000万円だった。真四角なので1人で乗った状態でもかなりの荷物を積むことができ、配達用にも重宝されていた。もちろん原付き免許で乗ることができる。

 関西圏の人は旧3000系になじみがあるため、京阪特急テレビカー号は目を引くようだ。関西圏で生活している40代の長谷川さんは、京阪沿線やJR線沿線、大阪駅などに繰り出しては、記念写真を撮っている。

「このBUBU502は、最近まで農家の納屋に保管されていたものなんです。とても大事にされていて、30年間も保管されていました。子供のころから京阪沿線に住んでいるので、京阪特急テレビカーは憧れでした。一度だけ乗ったことがあって、それがとてもいい思い出になりました。こんなことから作ってみたかったんです」(長谷川さん)

 ちなみに、京阪電車は大阪駅まで乗り入れていない。長谷川さんは「自分が大阪駅近くに持って行くことによって、沿線住民にとっては、『悲願の大阪駅乗り入れがかなった』ということにもなります。ツイッターでも目撃談があがっています。うれしいですね」と話している。