猿回し師・村崎太郎 初代反省サルと高級車ジャガーで移動

2019年10月08日 11時00分

半生を“反省”する村崎氏

 あの「反省ポーズ」で一世を風靡した人間とおサルのお笑いコンビ「太郎次郎」の猿回し師・村崎太郎氏(58)がブレーク当時の“爆笑エピソード”を披露した。バラエティー番組「笑っていいとも!」出演から人気に火が付き「次郎(初代)と一緒に東京から大阪まで高速を行ったり来たりの日々が続いた」と大忙しの日々で収入も激増。芸人らしく豪快に高級車を買い、立川の自宅は「反省御殿」と呼ばれたというが、その高級車にまつわる“珍事”が続発する――。

 村崎氏は今年で芸能生活40周年を迎える。40年前、それまで途絶えていた猿回し芸を復活させたが「現在のように、スマホなどのメディアがないから記録が残ってない。猿回しに携わっていた関係者に聞いて、試行錯誤でしたね」と苦労の連続だった。

 お笑い界に漫才ブームが到来し「漫才のエッセンスを取り入れて進化させてきました」(村崎氏)という芸風で人気が出始め、ブレークのきっかけとなったのが「反省ポーズ」だ。

「それまでは『反省しろ!』『反省だ!』というフレーズだったんですが、あまりウケなかった。ある時、音楽家の先生が『反省!』と言い切ったほうがリズムがいいんじゃないかとアドバイスを受けて、実践したところ大ウケでした」と村崎氏は振り返る。

 社会現象となるぐらいの人気で毎日、仕事で大忙し。「サルがいるので、どこに行くにも移動は車。自分で運転して、日本全国巡りました。東京―大阪を高速で往復するのもしょっちゅうでした」と言うが、その稼いだお金である時、高級車のジャガーを購入したそう。もちろん、助手席に座るのは、相方のおサル・次郎(初代)だ。

「今振り返ると、忙しくて、お金をパーッと使うことでしか、精神のバランスが保てなかったのかもね」と話すが、ほかの車の運転手は目の前のあり得ない光景にみんな驚いていたそう。

「ジャガーが走ってきてさ、助手席に座っているのがおサルさんだからね。ほかのドライバーはみんな『えっ! なんでジャガーにサルが!?』って目を丸くしてたよ。あれは笑ったね。当の次郎は何食わぬ顔で座ってたけどね」

 当時、最大で6台の高級車を所有していて「立川の家は『反省御殿』と呼ばれてた。でも、仕事で忙しくて、気づいたら、ジャガーの側面がぼこぼこになってたことも。居眠りしてたのかもね」ということもあった。

 そんな村崎氏率いる日光さる軍団は今月25日に舞台「さる軍団のハムレット」(東京・時事通信ホール)を開催。シェークスピアという「悲劇」をおサルが演じるというかなりの難題。どう演出するのか。

「この道に入った時から、ずっとハムレットをやりたいと思っていて、やっと実現できます。芸人になって初めて『笑いを一切狙わない舞台』に挑戦します。でも、お客さんは悲しんでも、笑ってもいいんですよ。どうなるか、楽しみです」(村崎氏)

 同舞台で、猿回し芸の新境地が見られそうだ。