女優・鳳恵弥 初脚本の舞台に気合「この作品に全てをかける」

2019年10月04日 17時27分

脚本・演出の鳳恵弥(右から2人目)は女優としても出演する

 人気劇作家・秦建日子氏原作の舞台「ファイアマンの遺言」(脚本・演出=鳳恵弥)に出演する俳優・若松俊秀(53)、谷川功(37)、女優・宮地真緒(35)らが3日、東京消防庁を表敬訪問。吉田義実消防司監らから、消防活動の実情についてレクチャーを受けた。

 女優としても出演する鳳は、つかこうへい門下生で、「アンフェア」シリーズを大ヒットさせた秦氏は兄弟子にあたる。これが演出家として2作目で、脚本を手掛けるのは初だ。

「秦さんからは『小説の通りに舞台にするのは絶対やめろ』と、きつく言われている。先日、第一稿を見せたが『感想は言わない』とのことだった。愛のムチだととらえて、この作品に全てをかける。吉田さんからうかがった貴重なお話を生かし、舞台にリアリティーを持たせたい」と意気込む。

 また、「鳥人戦隊ジェットマン」のブラックコンドル役で知られる俳優・若松は「約30年前に放送されたジェットマンとファイアマンは、どちらも正義の味方という共通点がある。その後、正義の心を胸に警察官、自衛官、消防士になられたファンの方も少なからずいらっしゃる。そうしたファンの期待を裏切らないように、懸命に演じたい」と語った。

 ところで、若松と宮地は特撮ドラマ「衝撃ゴウライガン!!」(2013年、雨宮慶太監督)で、先頃結婚を発表した女優・新川優愛(25)と共演している。

 若松は「あのころはまだ10代だったのかな。自慢じゃないけど、現場で『ここにいる男性の中で若松さんが一番好きです』と言ってくれた。だんなさんは僕に似ているかな。もちろん、冗談だけどね。演技の力はもちろんのこと、先輩を立てたり、周りのムードを明るくする能力があって、当時から『この子は絶対売れるな!』と感じた。優愛ちゃん、おめでとう!」と、新川の才能を絶賛。心から祝福した。

 作品は勇敢な消防士(谷川)が、放火による爆発事故で殉職することから始まる。残された身重の妻(宮地)は、ささいなケンカが元で夫を笑顔で送り出せなかったことを悔やみながらも、夜回り隊を結成して犯人を捜す。残された者たちの愛と葛藤と再生の物語だ。若松は谷川の上司の隊長を演じる。東京・池袋シアターグリーンで17~20日に上演される。