新感覚和風パフォーマンスユニット「小野小町」(小西麗菜=22、山川紗希=21、福島彩菜=19、坂中楓=26)が3日、都内でデビューライブを行った。

 開始早々、いきなりイリュージョンを披露し、誰もいないはずのボックスから次々に姿を現した4人は、その後も圧巻のステージを披露。日本舞踊をわかりやすくアレンジした「スーパー日舞」や殺陣、和太鼓の演奏で盛り上げると、最後は伝説のプロデューサー・酒井政利氏、数々のヒット曲を作曲してきた都倉俊一氏らが手掛けるデビュー曲「伝説小町」を奇抜なダンスとともに歌唱して会場を沸かせた。

 この日はMCなしで1時間、ひたすらパフォーマンスに徹した4人だが、リーダーの小西は「まだまだ未熟。改善点がある」と反省しきり。それでもデビューに向けて連日12時間以上の練習を積んできたといい、この日は7つのイリュージョンをミスなく披露してファンの注目を集めた。

 これまでも「和」を強調したグループはあったが、それに空中浮遊など本格的でゴージャスなイリュージョンを盛り込んだユニットは初めて。どれほどの費用がかかっているのか?

「イリュージョンを興行で披露するには使用料が必要になる。使用料はピンキリだが、どんなに安くても1つ100万円は下らない。なかには『小野小町』のために作ってもらったオリジナルもあるそうで、この日、披露した7つのイリュージョンだけでも軽く1000万円はかかっているみたいですよ」(音楽関係者)

 プロのイリュージョニストならいざ知らず、これがデビューの4人組と考えるとかなりの金額だ。この日、披露した7つのイリュージョン以外にもまだまだ“ネタ”があるというだけに、今後は歌とともにどんなイリュージョンを披露してくれるかも注目だ。