今井絵理子氏「内閣府政務官として国会デビュー」 野党が質問しなかった意外な理由

2019年10月02日 17時00分

答弁側になった今井氏

 今井絵理子参院議員(36)が、内閣府政務官として国会デビューした。1日、衆参それぞれで災害対策特別委員会の閉会中審査を開催。防災担当の政務官である今井氏も武田良太防災担当相と並んで質疑に臨んだ。

 議題は千葉を中心に猛威を振るった台風15号の被害。9月9日未明から台風が関東地方に接近し、暴風によって瓦どころか屋根が吹き飛ばされたり、広範囲で停電したりと尋常ではない被害をもたらした。今現在も原状回復していない。

 野党議員は台風被害のさなかに政府が内閣改造を優先したことや、重要な案件の調整を行う関係閣僚会議を開かず、初動に遅れが出たのではないかという疑惑を追及。政府は弁明に追われた。

 政務官として出席していた今井氏は、議員らの質問に耳を傾け、ときにうなずくしぐさをみせていた。もっとも発言の機会はなかった。「政務官として何をしているのか」との批判もあるだけに野党としては質問しがいのある人物だったはずだ。なぜ質問がないのか。

 参院の同委員会で質問に立った日本維新の会の音喜多駿氏は「一応、今井氏への質問を考えてはみたんですよ。ただ、何を聞けばいいのか難しい」とこぼした。

「被災地では防災無線が聴覚障害者に聞こえない問題があって、今井氏はお子さんが聴覚障害ということで、その点を聞こうと思いましたが、漠とした答えしかないだろうなと」(音喜多氏)

 事前に事務方からは「大臣がいるのに政務官に聞くのは珍しい」と言われていたというように、大臣や副大臣を差し置いてまで今井氏に聞くことがないという。

「あえて質問するのは今井氏の初答弁を引き出したというメディア受けでしかないですよね」と音喜多氏。今回は仕事を優先したわけだ。

 国会が始まれば大臣不在の場面もあり得る。批判をはね返す活躍ができるか。