2日放送の日本テレビ系「スッキリ」は全日本テコンドー協会の内紛を特集した。

 騒動は選手からの意見書提出、東京五輪代表候補選手の合宿ボイコット騒動が発端となった。全日本テコンドー協会は1日、都内で協議会を開催。「環境改善」を求める選手側と「旧態依然の体制」が問題視される協会幹部が“直接対決”したが、大紛糾。一部の選手が途中退席するなど物別れに終わった。

 全日本選手権8連覇中の江畑秀範(27)は「何を言っても聞いてくれないというのが分かったことが収穫。このままでは何も変わらない」と皮肉を込めたコメント。シドニー五輪銅メダリストの岡本依子副会長(48)は「本来、選手をバックアップしなければいけない私たちが、こんなことになって申し訳ない」と謝罪。続けて「選手は絶望している。信頼関係がないから、一緒にやっていかれへんと言ってるのに意見を言ってる意味がないんですよね」と協会側の対応のまずさを認めた。金原昇会長(65)については「選手とよりもパワーゲームが一番」と冷静に話した。その金原会長は「今の時代、しようがない」とワンマン、独裁批判を否定。紛糾した会合について「有意義な時間だった」と話した。

 MCの加藤浩次(50)から意見を求められたコメンテーターの「マキシマム ザ ホルモン」ナヲ(43)は「本当に同じ話し合いの場にいたのか、時空のゆがみがあったの?くらい感じ」とコメント。さらに「数か月前のことを思い出しますね。吉本さんの会見を思い出すくらいの、壮大なギャグなのかなと思ってしまうくらい。オリンピックがすぐなのに、こんなことやっている場合じゃないでしょって思うんですけど、会長さんは思わないんですかね」と吉本興業の闇営業問題を掘り返し、協会側の対応に首をかしげた。

 加藤は、吉本興業の話題に触れず「申し訳ないけど、ある種マイナーなスポーツの団体では、こういったことがいっぱい起こっていると想像しちゃう」と話した。