派遣型マッサージ店の女性セラピストAさんに乱暴したとして強制性交罪に問われた俳優・新井浩文被告(本名パク・キョンベ、韓国籍=40)の第2回公判が26日、東京地裁で開かれた。

 新井被告は午後0時45分ごろ、初公判時と同じ黒ネクタイと黒スーツ姿で、送迎車に乗って地裁へ入った。

 被告人質問の冒頭、新井被告は「裁判で女性の言葉を聞いて、本当に申し訳ないと思っている」と謝罪。示談は受け入れられなかったが「今後も誠意を持って対応したい」と述べた。さらに「性行為をしてしまったことは私が悪いと思っている。暴力行為、脅迫行為は一切やっていない」と改めて無罪を主張した。

 弁護側はマッサージを施術した当時の状況を詳しく説明するため、新井被告本人が出演した約2分半の再現ビデオを作成し、法廷で流した。

 新井被告は、Aさんは嫌がる様子はなかったそうで「大丈夫というか受け入れられているのかなと思った」と主張する一方で「同意がなかったのではないかという不安が少しあった」とも話した。

 この日は一般傍聴席(21席)を求め436人が並び、倍率は約21倍になった。