元宝塚歌劇団星組トップスターの柚希礼音(40)、元「EE JUMP」のソニン(36)、モデルの石田ニコル(29)らが25日、東京・港区の赤坂ACTシアターで、日米共作新作ロックミュージカル「FACTORY GIRLS~私が描く物語~」の公開舞台稽古を行った。

 19世紀半ばの米国で、女性の権利を求めて労働争議を率いた実在の女性を演じる柚希は「日米共作の大きな作品に携われることができてうれしい。プレッシャーはあるが、これまでにも何度か世界初演は経験してきた。一丸となってたくさん稽古を積んだ自信作。皆さまに早く見ていただきたい。手をつないで千秋楽まで乗り切る」と意欲的にコメント。

 続けて「女性の働き方の話に思えるが、女性として生きていくことは、今の時代にも変わっていないことがたくさんあって共感できると思う。女性であることに誇りを持ち、明日からも頑張ろうという気持ちになれる作品」とアピールした。

 また、ソニンが「オリジナルを作り上げる大変さはあったが、自分の言葉を練り込むことができたし、充実していた。言葉の大切さをかみ締めながら伝えたい。キャストでこんなに意見を出し合って、こんなに手をつないだことはこれまでない。多くの方に共感していただけたらうれしい」と明かすと、石田は「先輩方が優しかったので、楽しんでやることができた。本当に優しかったですよ。あまり言うと、うそに聞こえるかな」と話して笑わせた。

 最後に柚希は「芸歴20周年の締めくくりに素晴らしい作品に出会った。宝塚時代、そして女優になって学んだこと全てがないと演じられなかった」と満足そうな笑みを浮かべ、初日に自信を見せた。

 柚希といえば21日に女優・水川あさみ(36)と結婚した俳優・窪田正孝(31)と、今年初めに舞台で共演している。「本当に尊敬できる俳優さん。おめでとうございます」と祝福したが、自身の婚期を問われると、途端に挙動不審になり「う~ん、ええ、まあ」と困惑。こちらの春はまだ遠そうだった。

 舞台は同所で25日から10月9日まで、大阪・梅田芸術劇場で10月25日から27日まで上演される。