歌手の氷川きよし(42)が23日、今年デビュー20周年ということで東京・港区のラジオ局「文化放送」を20時間にわたってジャックした。

 午前5時開始の「おはよう寺ちゃん 活動中」から翌日午前1時に終了する「レコメン!」まで出演。“延長戦”ということで、その後午前3時からの「走れ!歌謡曲」にもスペシャル出演した。

「朝弱いです。低血圧なんです」という氷川だが、午前3時半に起きて生放送に臨んだ。「すごい楽しかったですね。自然体で、言いたいことを言わせてもらった。楽しみにしてたんで、しゃべりたいことをしゃべっています」

 最も緊張したのは、天気予報のコーナーにお天気キャスターとして出演した時だ。「一番最初の天気予報を読む時は震えましたね。きちんと伝えるべきことは伝えなきゃいけないので。緊張しました」と振り返った。

 氷川は20周年記念シングル「大丈夫」が好調なのと同時に、ロックやアニメソングを歌う姿も大きな話題を集めている。「カテゴライズされないものも発信していきたい。苦しんだり悲しんだり悩んだりしたことを全部歌いたい。オリジナルのロックを何曲か欲しいなと思いますね。全部(自分の思いを)吐き出すやつを。そういうものを持っていたいなと思います」と話した。

 デビューした2000年から昨年まで連続19回、大みそかのNHK紅白歌合戦に出場。例年以上の活躍を見せている今年も出場が有力視されている。そこで注目されているのが「演歌を歌うのか、アニソンやロックを歌うのか」だ。

 普通に考えれば演歌だが、今年のNHKの歌番組でアニソン「限界突破×サバイバー」を披露した“実績”もあるだけに、演歌以外絶対にないとも言えない。NHKの判断やいかに?