ラグビーW杯日本大会が開幕した20日、笑いの殿堂「なんばグランド花月」で、開幕カード「日本VSロシア」のパブリックビューイングが行われた。

 お笑いタレントの木村祐一(56)や吉本新喜劇座長の酒井藍(33)、ラグビー経験者の「シャンプーハット」こいで(43)、TBSドラマ「ノーサイド・ゲーム」にも出演したしんや(29)らのほか、元日本代表の日和佐篤(32=神戸製鋼)、佐々木隆道(35=日野)、田邉淳氏(41)がゲスト出演し、声援を送った。

 木村は「ラグビーはビールを飲みながらということで、僕らも失礼いたします」と話し、出演者もビールを飲みながらの試合観戦。田邉氏が「地元開催で緊張もあるかもしれませんね」と指摘した通り、序盤はミスの目立つモヤッとした展開となったが、前半のうちに逆転に成功。後半もトライを重ねて勝利した。

 試合後、木村が「試合前に比べて、リーチ(マイケル)のヒゲが伸びてた」「堀江(翔太)選手が交代するとき、(パンツが)ブルマーみたいになってた」と芸人らしい感想を述べる一方で、佐々木は「勝てたことが素晴らしい。ボーナスポイントも取れて、決勝トーナメントに行くのに、いいスタートが切れた」とニッコリ。日和佐も「交代で元気な選手が入ってエナジーを入れていた。チームとして完成してきているのだと思います」と評価した。

 最後はしんやの「ノーサイド!」の掛け声で締めくくった。

 会場には約700人のラグビーファンが駆けつけたが、多くは男性。応援に訪れた会社員男性は「本当は花園に行くつもりやったけど、雨やったからここに来た。勝ててうれしい」と満足げだった。

 普段のNGKでは絶対に響き渡らない野太い大歓声に、吉本関係者も「お笑いでは絶対にない声です」と目を丸くしていた。