歌手・秋元順子(72)が11日、都内で新曲「たそがれ坂の二日月」の発表ライブを行った。

 2005年にメジャーデビューし、15周年イヤーの節目を迎えた秋元。その間にはシングル「愛のままで…」がヒットし、08年、09年と2年連続で紅白歌合戦出場も果たした。「あの曲に出会えたので、皆さんに歌を聴いていただけているし、私の人生が変わった。それに聴いてくださった方の人生も変わった。奇跡的だなとつくづく感じました」と話した。

 その秋元がもう一度、紅白のステージを目指して送り出すのが今回のシングル。タイトルにある「二日月」という言葉に「新月、三日月は聞いたことがあるけど、二日月は使ったこともなければ聞いたこともなかった。細い月で、歌詞に『抜いた指輪の白い痕』とあるように、そのくらい白くて美しいもの」だという。この曲をもらってからは「何度も探した」と笑みを浮かべた。

「あっという間に過ぎましたが、中身は25年にも感じるほど濃密だった」と15年を振り返った秋元。これからやりたいこととして「CMソング。インパクトのある曲が流れて商品が売れる。そんな体験をしてみたいですね」と目を輝かせた。