敬老の日(16日)を控えた10日、芸能界、スポーツ界にまたがる名門一家の東尾・石田ファミリー(東尾修元西武監督=69、プロゴルファー・東尾理子=43、俳優・石田純一=65)らが、都内で行われた「エアトリで3世代旅」PRイベントに出席した。

 石田家は現在、休日のゴルフが禁じられており、暇があれば長崎、沖縄、北海道など全国を旅行して、子供との思い出づくりに励んでいる。石田は「楽しい中にも、長崎では子供と原爆のことを学んだ」という。

 石田はこの日が“芸能人デビュー”となった次女・つむぎちゃん(1)の寝かしつけも担当しており「同じ姿勢で抱っこしすぎて、腱鞘炎になった」と苦笑い。「子供たちが、両親から愛されていると感じてもらえればいい。あとはどこへでも自由に羽ばたいてもらいたい」と語った。

 子育てに奮闘する石田に対し、東尾氏は「お父さんというか、おじいさんというか。あの年齢で3人も面倒を見るのはきついと思う。でも、自分が好きでつくったんだからしようがない。子供に羽ばたいてもらいたいというか、自分が羽ばたいているけど」とチクリ。現役時代は“ケンカ投法”で鳴らしただけに、ギリギリの線を突いてくる。

 つむぎちゃんにボーイフレンドができたらという質問には「その年齢まで生きていないのでは。ボケてるかもよ」と笑いを誘い「(石田家とは)遠くもなく、近くもなく、程よい距離感を保っている。下が1歳だから、しっかり働いてもらわないといけない」と話した。

 だが、結婚と離婚を繰り返した芸能界きってのプレーボーイ・石田も、全国に“支援女性”がいた球界きってのモテ男・東尾氏も、理子にかかれば「2人とも無計画で行き当たりばったり。子供みたい」とバッサリ。石田は「何事もこちらに決定権はない。東尾の国では言論の自由がない。将来、子供にボーイフレンドができても、僕には発言権がない」と告白。理子は「言うことは自由に言えるが、聞いてもらえるかは別」と毅然とした態度を貫いた。

 現役時代、ほとんど自宅に帰らなかった東尾氏と理子の間には、かねて微妙な距離感がある。東尾氏が「テレビ番組で(石田と理子の)プロポーズシーンを見てショックだった。全然知らなかった」と訴えると、理子は「私はマメなお父さんがほしかった。(女性関係ばかりではなく)家族に関心が向いてほしかった」と激白。東尾氏はなんとも言えない表情を浮かべた。

 また、石田も「長女の青葉(3)に『パパ、明日も来るの?』と言われたことがある。『毎日いるよ』と言ったんだけど」と明かし、笑いを誘った。