サッカー元日本代表FWで本紙評論家の武田修宏氏(52)が“死の恐怖”を告白した。

 同氏によると、4日午後5時過ぎ、車を運転し、渋谷区内で信号待ちをしていたとき、70代男性が運転する車が追突し、武田氏の車をはじめ4台が絡む玉突き事故に巻き込まれたという。「後ろから“ドーン”と衝撃があってびっくりした。最初は何が起きたのかなって。よくわからなかったけど、追突されて、前のトラックと挟まれた感じになっていて…」と事故当時を振り返った。

 実際に事故直後に武田氏自身が撮影した画像を見ると、玉突きで前にいたトラックに激突し、荷台に積んであった鉄パイプが助手席の近くまで迫っているのがわかる。さらに車の後方には大きなへこみがあり、前方の左側からボンネットが大きくめくれ上がっているなど、事故の衝撃の大きさがうかがえる。

「乗っていた車は外車なんだけど、右ハンドルだったから助かったのかな。左が大きく破損しているからね。これが左ハンドルだったら、俺は死んでいたかもしれないって。もう少し勢いがあったら、パイプが助手席にまで達していたかもしれないでしょ。そう考えると、怖いよね。助手席に人を乗せていなくてよかったよ」

 武田氏は「事故後にちょっと気分が悪い感じになったので、救急車で病院に行った。自宅に戻れたけど、コルセットはまだ外せないかな」と話すように、頸椎捻挫の診断だった。また車が大破するような大きな事故だったにもかかわらず、武田氏以外のケガ人がいなかったのは「よかった」という。

 報道で事故を知った多くの友人、知人から連絡を受け「お騒がせしました。これからも事故に気を付けて安全運転したい」と話していた。