堀潤氏 古巣NHKの具体例挙げて日本のテレビ界チクリ

2019年09月03日 21時54分

安田菜津紀氏(左)と堀潤氏

 元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤氏(42)とフォトジャーナリストの安田菜津紀氏(32)が3日、都内で映画「プライベート・ウォー」(13日公開)の公開記念トークショーを行った。

 映画は、実在した米国人女性ジャーナリストのメリー・コルヴィン氏が、戦場取材で失明した左目を覆う黒い眼帯をトレードマークに、戦場を駆け抜けて亡くなるまでを描いた物語だ。

 先週まで北朝鮮・平壌を取材していたという堀氏は「この時期に北朝鮮に行って、拘束されたら迷惑をかけるのか!と言われるけど、行かなきゃわからないことがある」と、自らのジャーナリストとしての信念を貫いて現地取材を敢行したことを報告。一度は被弾して左目を失明しながらも、危険な戦場取材を続けたコルヴィン氏については「止められても行かなきゃいけないんだというのは共感できる。それがメディアに関わる人の使命というのが、監督のメッセージなんじゃないか」と感想を語った。

 また、堀氏はかつてNHKで担当した「ニュースウオッチ9」での出来事にも言及。「ある日のトップニュースをイラク情勢にしたら、上の人が血相を変えて走ってきて『誰だ、これをトップにしたのは? 今は相撲の不祥事だろ!』と。さらに『見てもらえる番組を作らないと番組を潰されるぞ!』と言われた」と明かし、大衆迎合的な日本のテレビの報道姿勢を批判した。