N国党・立花党首 所属議員当選取り消しでも提訴の背景

2019年09月03日 16時25分

会見する立花氏

「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(52)は2日、これまで3週連続で行ってきたTOKYO MXへの抗議活動を中止し、放送法違反の疑いで同テレビ局を提訴する方針を固めた。同局番組でのマツコ・デラックスの発言が元で始まったMXへの抗議活動だが、立花氏は「マツコさんが黙りこくっているのは、MXからの圧力が働いているとしか読めないのでMXを提訴する」とした。提訴の時期は未定で、被告をマツコにするのかMXにするのかも今後決めていくという。

 一方、4月の東京・新宿区議選で当選したN国党の松田美樹氏(32)が、公職選挙法で定める同区内での居住実態が認められないとして、選挙管理委員会がこの日、当選無効を決定した。

 地方議員の場合、被選挙権を持つには、その自治体に3か月以上、住まなくてはいけない。松田氏は昨年12月21日に同区へ転入届を提出していたが、毎月の水道とガス使用料は0~1立方メートルで電気も室内の冷蔵庫の消費電力と同じ程度しかなかった。

 松田氏は、居住実態があったことを主張しており、立候補する前はN国党の練馬区議で夫の亘氏(35)と練馬区内に居住していた。新宿区にアパートを借りてからは車で30分ほどの自宅と行き来していたといい、松田氏は「練馬の自宅で入浴を済ませてから新宿のアパートで寝泊まりしていた。トイレは普通に使用していたのに水道料金にカウントされていないことが納得いかない」などと釈明した。

 ただ、居住実態を主張するには苦しい状況で、立花氏からも「住んでたようには思えない」と疑いの目を向けられる始末だ。

 もっとも立花氏は立候補に必要な居住要件や年齢要件は問題があるとして、これまで要件を満たしていない候補者を確信犯的に出馬させ、裁判を起こしてきた。

 居住実態を満たすために「水を出しっぱなしにしておけばいいとなる」と公選法の規定に不備があるとして、こちらも裁判に打って出る構え。松田氏も都選管に不服申し立てする意向を示した。