お笑いコンビ「トレンディエンジェル」(斎藤司=40、たかし=33)、お笑いトリオ「ロバート」(秋山竜次=41、馬場裕之=40、山本博=40)らが3日、都内で行われた「アポロ アマチュアナイト ジャパン 2019」開催発表会見に出席した。

 創立85周年を迎える米国・ニューヨークのエンターテインメントの殿堂「アポロシアター」は、これまでマイケル・ジャクソン、ジェームス・ブラウン、スティービー・ワンダー、ダイアナ・ロス、アレサ・フランクリン、マービン・ゲイなど、多くの世界的スターを輩出。世界最高峰のオーディションライブ「アマチュアナイト」は、プロを夢見る若者の登竜門となっている。

 日本予選の司会を務める斎藤は「綾部さんに憧れている。飛び入り参加枠もあると聞くし、僕もチャンスがあれば“直”で行ってみたい。『BE AYABE』のキーワードを唱えながら頑張りたい」などと、2年前からニューヨークに拠点を移しながら、いまだ苦戦中のお笑いコンビ「ピース」綾部祐二(41)や、吉本興業の闇営業ネタを織り込んで笑いを誘った。

 これに対し、日本の決勝ラウンドで司会を務める秋山は「あんなの、ただ遊びに行ってるだけじゃねえか。何もやってねえんだから。お前もそんなに行きてえなら、金借りて向こうに住めよ」と、的確なツッコミを入れて大ウケだった。

 会見には吉本坂46の振り付けを担当するダンサーのTAKAHIRO(上野隆博=37)も出席。2005年にアマチュアナイトで年間ダンス部門1位、さらに翌年「Showtime At The Apollo」でマイケル・ジャクソンを超える9大会連続優勝で記録を塗り替え、殿堂入りを果たしたすご腕だ。

 その後にマドンナのワールドツアーに参加するなど、世界的な成功を収めたTAKAHIROは「Not tell me,Just show me.その人がそれまで何をしてきたかではなく、今その場で何ができるかですべてが決まる。とてもフェア。スカウトマンがたくさんいて、世界への扉がすぐそこに開いている。ただし、失敗したらブーイングの嵐が起き、それがあまりに大きいとサイレンが鳴って、ピエロにステージから掃き出される。初出場の時はすごく緊張して、ステージの袖で吐きそうになった。今日も思い出して吐きそうになった」と語る。

 斎藤は「ただの吉本坂のダンス講師だと思っていたが、本物だったんだ」と、驚きを隠せない様子だった。

 日本大会は3分動画の1次審査突破者が、10月に東京・大阪で2回ずつ開かれる2次予選に進出。11月13日に大阪で決勝ラウンドが行われる。優勝者には賞金100万円のほか、本場アポロシアター年間決勝大会「スーパー・トップ・ドッグ」への出演権が与えられる。

 歌・ダンス・ヒューマンビートボックス・楽器演奏・マジック・大道芸・お笑いなど、どんな芸でもOKで、米国でプロ契約を結んでいなければ出場可能だ。なお、今年6月に、米オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に出演したゆりやんレトリィバァ(28)や綾部はエントリーしない見込みだという。