3日に放送されたテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」では、日本国内で過熱する韓国関連の報道について特集した。

 番組では、2日発売の週刊ポスト(小学館)が特集した「韓国なんて要らない」について、同誌で連載、同社と関わりのある作家から「差別を助長する」などと批判を受けた問題を取り上げた。

 これについてジャーナリストの青木理氏は「雑誌が全般的に売れなくなっている中で、こういう排外主義だったり、ある種、ネトウヨ的な特集をすると、それなりに売れるというのにすがりついている兆候が各出版社にある」と説明。

 さらに「テレビもそう。最近は韓国を叩いておけば受けるでしょうっていう風潮がものすごい強まっている」と指摘し「昔日本の方が多様性があって、韓国のメディアの方が反日一色だったんだけど、今回韓国の方が文在寅政権に対する疑問の声が出ていて、日本側は(嫌韓)一色になっている」と主張した。

 そして「揚げ句の果てにはヘイトクライムを誘発するような発言をテレビで言う人たちが出てくる、隣国を単に差別しているような本がベストセラーになっている、このような日本のメディア状況は本当に深刻に考えないといけない」と語った。