新井浩文被告 被害者に謝罪も「同意があった」と無罪主張 

2019年09月02日 19時36分

タクシーで弁護士らと地裁を出る新井被告

 昨年7月、東京・世田谷の自宅マンションで派遣型マッサージ店の女性従業員に乱暴したとして、強制性交罪で起訴された俳優の新井浩文(本名・朴慶培=パク・キョンベ)被告(40)の初公判が2日、東京地裁(滝岡俊文裁判長)で開かれた。

 裁判は午前10時に開廷。上下黒のスーツ姿の新井被告は冒頭、神妙な面持ちで「本当にすいませんでした」と頭を下げ、被害者に謝罪した。起訴内容については「暴力は一切やっていない。同意があったと思う」と否認し、無罪を主張した。

 同店は会員登録制で、客には事前に性的行為の禁止を通告し、同意書に署名させていた。検察側は冒頭陳述で「性的サービスはないという利用同意書に署名していたが、マッサージを受けて興奮し、犯行に及んだ」と指摘。「被告は施術を受けているうちに興奮し、手首をつかんで引っ張り下着ごと脱がせ暴行した」と犯行当時の状況についても語った。

 弁護側は「意に反した性交に対し謝罪の気持ちを持っているが、暴行・脅迫を用いておらず強制性交罪は成立しない」と主張した。

 被害を受けた女性従業員は、別室からビデオリンク方式で尋問に応じ「悔しい。物みたいに扱われた。刑務所に入って反省してほしい」と心境を語り「(行為について合意は)していない。自分から受け入れたことはない」とはっきり述べた。

 26日には、新井被告への被告人質問が行われる予定だ。