1日に放送されたTBS系「サンデー・ジャポン」は、韓国で開催中の野球の国際大会に出場している高校日本代表の“日の丸問題”を取り上げた。

 番組では、「第29回WBSC U18ベースボールワールドカップ」(8月30日~9月8日=韓国・機張)に出場する高校日本代表が日の丸をあしらった代表シャツを使用せず、無地のポロシャツを着用して入国したことを特集した。

 ゲストの東海大学教授・金慶珠氏は「引率する側として学生の安全第一というのは当然だと思います」と前置きした上で「しかしながら、なんでも自粛だと、過剰な自粛がむしろ相手を刺激する結果もある」と指摘。

 そして「今回、韓国では、頼んでもないのにわざわざ日の丸を外すことによって『日本側は韓国を危ない国だと思っている』『あなたたちのことをを信頼できませんよ』と日本側が情報を発信しているかのように受け取られている。過剰な自粛と適切な判断は非常に難しいところです」と主張した。

 一方で韓国側の対応については「韓国は、じゃあなんで警察をつけたのかというと、それはそれで韓国なりの配慮。日本選手団が翌日からは日の丸をつけて普通に生活しているんですけど『心配であれば我々が警護しましょう』というので特別警護を提供している」と説明した。