元SMAP3人の地上波本格復帰への号砲となるか。香取慎吾(42)が28日放送の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)に生出演し、2020年の東京パラリンピックについて熱く語った。

 国際パラリンピック委員会(IPC)の特別親善大使を務める香取は、番組の2020東京パラリンピック1年前スペシャル企画にゲスト出演。

「パラスポーツを知る機会が少ないので、僕もSNSを通じて皆さんに発信しますけど、今日こうやって時間をいただけたことはすごくうれしいです」と感謝した。

 おすすめのパラスポーツの一つに球技「ボッチャ」を挙げると「ついに自分でボッチャを買ってしまいました。ただ、自宅でやると音がすごい。お酒を飲みながらできるボッチャバーがあればいいですね」。MCの加藤浩次から「新しい地図とスッキリチームで対戦しよう」と提案されると「いいですね」と快諾した。

 香取が地上波の番組に出演するのは、4月27日放送の「人生最高レストラン」(TBS系)以来4か月ぶり。テレビ局関係者は「『人生最高レストラン』はスポンサーからのプッシュもあり、出演が実現。今回はスッキリ側からのオファーなので大きな一歩なのでは」と指摘する。

 今回の出演が実現した背景に、公正取引委員会の動きがあることは疑いようがない。7月、元SMAPの3人がテレビ出演させないよう局側に圧力をかけた疑いがあるとして、ジャニーズ事務所を注意したからだ。もちろん日テレ側の思惑もある。

「日テレも公取委に『うちは忖度していません』とアピールする実績を作らなくてはいけない。さらに視聴率争いでテレ朝に猛追されているため、話題作りという側面もある。パラスポーツ絡みであれば、香取にオファーする大義名分になりますから」(別の局関係者)

 これを機に、他局が元SMAP3人に出演オファーしやすくなったのは確かだ。