劇団EXILEが26日、都内で舞台「勇者のために鐘は鳴る」(来年1月24日~2月2日=東京・TBS赤坂ACTシアター、2月13~16日=大阪・梅田芸術劇場)の制作発表会見を行った。

 2007年に旗揚げした劇団EXILEは、15年に現在の9人体制になった。全メンバーが出演する公演は、これが初めて。鈴木伸之(26)は「すごい楽しみ。正直、(自分は)舞台をやるのは6年ぶりなので足がすくんでおります。ウソです」と冗談交じりに意気込んだ。

 EXILEや劇団EXILEらが所属する大手事務所のLDHは来年、6年に1度の祭典「PERFECT YEAR」を控える。ライブや舞台などで合計300万人を動員予定だが、劇団EXILEは、記念すべき年の幕開けに全員が揃うことになった。

 町田啓太は「アーティストの方たちに負けないくらい、僕たちもドームに立っているくらいのエネルギーをもって頑張っていきたい」と抱負を語った。

 公演の原案・プロデュースは劇団EXILEが務める。そのため頻繁に9人で集まり、ディスカッションを続けている。まだ脚本や演出は固まっていないが、鈴木は「(八木)将康さんが飛び道具になりそうです。ACTシアターの外を飛んでいるかも。9人で見せられるエンターテインメントの幅は広いと思う」と胸を張った。

 一昨年のTBS系ドラマ「あなたのことはそれほど」で大ブレークした鈴木は、それから休む間もなく多くのドラマに起用される売れっ子となった。10~12月期もドラマ「G線上のあなたと私」(TBS系)への出演が決まっている。

 そんな鈴木が現在、熱心に取り組んでいるのは英語の学習だ。忙しいにもかかわらず毎日4時間の勉強時間を確保し「テレビ番組もCNNくらいしか見ていない」というほど。「鈴木は本気でハリウッドを目指しているので、今から勉強して準備しているということだろう」と芸能プロ関係者。ハリウッドへの思いは本気だ。