地下アイドル「仮面女子」の鷹藤ひの(28=アーマーガールズ)が18日、東京・秋葉原の仮面女子カフェ2部公演で卒業ライブを行った。

 スポーツ関連の仕事をしていた鷹藤が、芸能界に進んだのは「サッカーができるよ」という言葉だった。サッカーを応援するユニットとして活動するもメンバー脱退などで活動休止状態。当時のマネジャーを通じ、2016年2月に現事務所に入所した。見習い生ユニット、研究生、候補生を経て18年1月に仮面女子・アーマーガールズに昇格。今年初めから体調不良を理由にライブを休むことが多くなり、6月6日に自身のブログで卒業を発表した。

 ライブでは所属ユニットの全楽曲をパフォーマンス。次の目標としていたアリス十番にも飛び入り参加した。最後のあいさつで「最初はアイドルと呼ばれることに違和感があった。毎日ライブをする先輩を見てアイドル活動の難しさと面白さを知った。どうせやるなら本気でやって、上を目指してやろうとの思いで走る続けてきました」「青春を味わせてくれた場所だった」と振り返った。「アリス十番にはなれなかったけど、アーマーガールズをやりきって、仮面女子として卒業できることを誇りに思います」と応援してくれたファンに感謝。仮面と武器をステージに置く“卒業の儀”では涙を抑えきれなかったが、最後は笑顔で「たくさんありがとう、バイバイ!」と別れを告げた。

 卒業式を終えた鷹藤は今後について「しばらくお休みします。まずは元気になること。元気を蓄えて新たな目標を見つけて頑張っていきます」とコメント。思い出に残るのは遠征。「楽しかったけど体力的にきつかったのは候補生とスチガのステージ掛け持ち。3日で16公演やりました。一番の思い出はハワイアンズ(いわき市スパリゾートハワイアンズ)。流れるプールがあって、そこでライブをしたあともずっとプカプカしていました」とコメントした。