ほとんどコスプレか?―お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多華丸(49)と女優の酒井美紀(41)が東京・明治座公演「めんたいぴりり~未来永劫編~」(9月22~29日)で共演する。見どころは、酒井のセーラー服シーンだというから驚かされる。あの名作ドラマ以来の“青春姿”に、グッとくるオジサン、オバサンが続出するかも。

 華丸と酒井は21日、東京都千代田区の神田明神で、同公演の成功祈願イベントに出席した。

 華丸といえば吉本興業所属。闇営業問題で謹慎していた芸人11人が19日に処分解除されたばかりとあって、公演タイトルの「ぴりり」と一連の騒動の謎かけを求められ、「どちらもぴりりとしますが、いずれ笑って終えるでしょう」と返し、「わりと整ったような気がする」とドヤ顔を見せた。

 同公演は、辛子明太子の誕生を描いたノンフィクション「明太子をつくった男」を原作に、新たな物語を追加して舞台化。劇中で酒井は、四十路超えにしてセーラー服姿を披露するというから、もう“コスプレ”の世界か。

 だが、酒井のセーラー服姿に萌える中年男性は多いはずだ。なぜなら、TOKIOの長瀬智也が主演した1996年の人気ドラマ「白線流し」(フジテレビ系)で、酒井の初々しいセーラー服姿が大評判だったからだ。

 当時、スピッツが歌った主題歌「空も飛べるはず」も大ヒットしたが、そんな酒井が再びセーラー服を着るとあっては、華丸も黙っていられない。

「気持ちは長瀬智也でやらせていただく。その(制服)シーンだけは」とニンマリするほどだ。

「白線流し」の放送当時、酒井は高校生だった。関係者によれば、同ドラマの後も撮影でセーラー服を着たことは度々あったという。今作で再度、セーラー服姿に挑戦することに「久しぶり!」と喜んでいるという。どうやらセーラー服が“うれしい”のは男女共通の感情なのかも。

 ワイドショー関係者は「『白線流し』から20年以上たつが、キュートで清純な雰囲気は変わらず、セーラー服姿も違和感はない。芸能界で“セーラー服が一番似合うアラフォー女優”と呼べるかもしれない」と話した。

 酒井は一般男性の夫との間に生まれた9歳の長男のママでもあるが、セーラー服をさらりと着てしまうとは、さすがの女優魂。華丸が「酒井さんは会うたびにキュート」と称賛していたのもうなずける。