元宝塚歌劇団の星組男役スターの七海ひろき(年齢非公表)が20日、都内で初のワンマンライブを行った。

 宝塚時代には「ベルサイユのばら」のオスカル役など、代表作の大役を好演してきた七海。2015年に星組に移ってからは男役スターとして活躍し、今年3月に宝塚を退団した。

 21日にミニアルバム「GALAXY」をリリースし、歌手としてメジャーデビュー。ライブでは、自ら作詞した「Ambition」などアルバム収録曲を中心に15曲を熱唱。会場を埋め尽くした1300人のファンを魅了した。

「宝塚時代には歌が得意というわけでもなかった。歌がうまいと言われる人もいるのですが、そういう感じでもなかったので、メジャーデビューと聞いてマジですか」と驚いたという。それでも「歌に乗せて、自分の気持ちや言葉を乗せるのは好き」といい「何年か先に、誰かの心と記憶に残るようなアーティストになりたい」と目標を口にした。

 宝塚在籍時の男役と同様な雰囲気を見せる七海は「小さいころからボーイッシュだったので、自分のこの感じが素です」と当面はこのスタイルを貫くと語った。