青汁王子がホスト転身「焼き鳥店はクビになりました」

2019年08月20日 18時17分

シャンパンボトルを手にする三崎被告

 約1億8000万円を脱税したとして今年2月、法人税法違反で逮捕、3月に起訴された「メディアハーツ(現ファビウス)」元社長の“青汁王子”こと、三崎優太被告(30)が19日、東京・歌舞伎町の「愛本店」でホストデビューを果たした。心機一転「三崎愛汁(えちる)」という源氏名で、歌舞伎町のナンバーワンを目指す決意を本紙の独占取材に激白。イケメンで知られた“元王子”はいったいどこに行くのか――。

 19日午後9時、青汁王子の姿は夜の歌舞伎町にあった。女性客が一気に10本入れたシャンパンボトル(約300万円)を前にしても特に驚く様子はない。グラスの中身を軽くあおった。

 創業者として売り出した「すっきりフルーツ青汁」の大好調で一時は年商130億円、年収12億円を達成した三崎被告だったが、脱税で逮捕・起訴された。裁判では検察側から懲役2年を求刑(弁護側は執行猶予を求める)され、来る9月5日の判決公判を待つ身だ。経営からは退陣し、一文なしどころか負債4億円を抱え、一時は焼き鳥店でバイトをしていたはず。なぜホストクラブにいるのか。本紙は初出勤直後の同被告を直撃した。

「焼き鳥店はクビになりました。営業中に動画を撮っていたら、お客さんに迷惑がかかるからと自宅謹慎になったんです。抗議したところ、けんかになってそのままクビに。僕、社長しかやったことがないから、居場所がなくなりました」

 そんなとき、愛本店から声をかけられた。17日に面接を受け、本採用が決定。「ホストはぶっちゃけ嫌いなんです。でも、なったからにはナンバーワンになって借金、すべて返します」

 鼻っ柱の強さはすごいが、年商130億円のかつての看板も関係ない。新人として出勤後はトイレ掃除もこなした。だが、青汁伝説はすでに始まっていた。ホストデビューを知った客からの問い合わせが開店前から100件以上殺到。電話が鳴りやむことはない。

 開店後は新人ながら指名の山とシャンパンの注文が相次いだ。卓から卓へ休む間もなく飛び回る「三崎愛汁」。多くの客が一緒に青汁を飲みたがり、黒服が急きょ青汁を買ってくる事態も発生した。キスをねだる若い女性客のリクエストに「やばっ。恥ずかしい!」と言いつつ、しっかり頬にキスをしてあげるサービス精神もみせた。

 そんな新人の様子を「完璧に売れっ子ホストの顔をしてるじゃないですか。イケメンで長身で店としては万々歳です」と優しいまなざしで見つめていたのが、店のナンバーワンでホスト歴20年の桐生(44)だ。三崎被告が「桐生さんを秒で超えることが僕の使命」と口にする男である。

 壁は高い。5~7月に3か月連続で売り上げ5000万円超えを達成した歌舞伎町一番の男だ。7月は一晩で6300万円を売り上げた怪物だが「本気で勝負したら三崎さんには勝てないですよ」と大人の貫禄を崩そうともしない。23日の誕生日に向けたイベントでは1本5000万円(!)のコニャック「ペルフェクション」の予約が入っている。恐ろしい…。

 だが、三崎被告はこの大きな壁を越える素質の片りんを見せた。最終的には初日の売り上げは約370万円で、7組から指名を受けた。初日のラストソング(その日の売り上げトップのホストが歌うもの)を歌う栄誉を獲得し、上々のホストデビューを果たしたと言えよう。店の古株も「移籍してきたホストならともかく、初心者の初日としては異例の売り上げ。営業もしていないのに…」と舌を巻く。

 ホストとしての仕事に手応えを感じる三崎被告だが、近日中にある発表をする予定だ。

「国民に伝えたいことがあるから、忘れられないために今は目立つ必要がある。間違いがあって結果的に脱税したけど、脱税の定義はいろいろ。当時は率先して納税していた。僕には意地がある。この国の子供たちのためにも一矢報いたい」と意味深長な言葉を残した。

 ホストの次はいったい何をやらかすのか。この男から目が離せない。