女優の浅川梨奈(20)、北香那(21)、三津谷葉子(34)が17日、東京・新宿区のシネマート新宿で行われた映画「黒い乙女A」(佐藤佐吉監督)の公開記念舞台あいさつに登場した。

 6月に公開された「黒い乙女Q」の“解答編”にあたる映画が、前日(16日)公開された。佐藤監督によるオリジナル脚本で、浅川演じる養護施設で育った孤児・芽衣を中心に展開する“新感覚ジャパニーズホラー”となっている。

 今年1月にアイドルグループ「SUPER☆GiRLS」を卒業し、女優に転身した浅川は黒いドレス姿で登壇。「Qは謎がすごく多かったので、Aで全貌が明らかになったということで、伏線がすっきりしたというか。AはQより恐怖感が増していると思います」と話した。

 映画の魅力については「リアリティーがないようであるところ。佐吉監督の世界観の中で、リアルにできています。あとはすごく不気味ですね」と語った。

 この2作は、Q編を撮った後にA編を撮影した。浅川が「いまどっちの編を撮っているんだろう?となる時がありました」と言えば、北は「役柄に二重人格的な部分があって、ずっとやりたい役だったので、夢がかなったんですが、撮影の切り替えが大変でしたね。でも楽しかったです」と振り返った。

 また、三津谷は「撮影スケジュールがタイトで、家に帰っても数時間しかいられないということがあって、撮影現場の家で寝ました。そこで歯ブラシなくしちゃって」と苦労を語った。

 観客とのQ&Aコーナーでは、佐藤監督が驚きの制作舞台裏を連発して会場を沸かせた。