小泉進次郎衆院議員(38)と滝川クリステル(41)の結婚には、日本中が驚かされた。待たれるのは滝川の政治家の妻デビューだが、2人は新しい“政治家の妻像”を模索するということで、従来のイメージとは違う活動をすることになりそう。そんな滝川に大いに興味を持っているとささやかれているのが“アッキー”こと安倍昭恵夫人(57)だ。現在のファーストレディーと未来のファーストレディーが揃い踏みするかもしれない!?

 2人の中では従来のイメージとは違う政治家の妻を模索することで考えは一致している。7日に進次郎氏の実家前で滝川が「やっぱり自分のスタイルで。政治家の妻という、なにかこう自分で囲うものではなくて、2人で新しい形を築いていけたら」と、陰で支えるタイプには収まるつもりはないと話していた。

 これを受ける形で進次郎氏も「選挙とかに妻がバリバリ出て行くようなことはないと思います。政治家の妻という前に、滝川クリステルさんという一個人の幸せ。そういったのがあればいい」と答えている。進次郎氏は月末に個人演説会を予定しているが、滝川の参加はないと明言している。

 従来の政治家の妻たちは結束力が強い。自民党内にも夫人たちの集まりがある。自民党関係者は「自民党には派閥の中で夫人の集まりがある。しかし、進次郎氏は無派閥なので関係がない。また、『ワイヴズネットワーク』という衆院議員の夫人で集まるグループもありますが、こちらにも滝川さんは参加しないのではないか」と話した。「議員仲間に滝川さんをお披露目するなんてことは進次郎氏はしないでしょう」(同僚議員)とも。

 立場に縛られず、自由に活動したいということだろう。

 自由といえば、昭恵夫人も自由だ。夫を支えるだけでなく、自らも積極的に表舞台で活躍している。永田町関係者からは「見た目はともかく、昭恵夫人と滝川さんは似ているところがありますよね。社会活動に関心があるじゃないですか」との声も聞かれる。

 昭恵夫人は日々、全国を飛び回り農業や地域振興、女性の活躍、教育、社会福祉と様々な社会活動を行っている。勢い余って大麻解禁論に接近したり、森友学園問題に関わったりもあるが、実に自由だ。都内で居酒屋を経営し、オバマ大統領夫人をもてなしたこともある。一方、滝川は動物愛護に関心が高く、フランスの芸術文化勲章を受章するなど国際活動もできる。

「昭恵夫人が滝川さんに興味津々なのは間違いない。同じ党の政治家の妻になったわけだし、一緒にやりましょうよと声をかけるタイミングはあるでしょう」(前出の永田町関係者)

 バッシングにめげず社会活動に精を出す昭恵夫人にとって、こちらもいろいろと社会活動を行う滝川はある意味“同志”ということか。

 すでに昭恵夫人は滝川と接点はある。例えば2013年のベストドレッサー賞がそう。安倍首相が政治部門で受賞したのだが、授賞式には昭恵夫人が代理出席。このとき特別賞だったのが滝川で、同じ壇上にあった。社交的なアッキーなら舞台裏で滝川に話しかけていても不思議ではない。

 現在と未来のファーストレディーの交錯はあるか――。