大河ドラマ大爆死!!

 11日に放送されたNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(日曜午後8時)の第30回の関東地区の平均視聴率が、大河ドラマ史上最低となる5・9%(関西地区5・2%)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 6月9日の第22回で、6・7%(関西地区6・0%)と、それまでのワースト記録だった「平清盛」の7・3%を7年ぶりに塗り替えてしまっていたが、今回はこれをさらに更新。なお第6回から第30回まで、25話連続で1ケタの数字を記録している。

 かねて危機感を抱いていたNHKは、PR特番を放送するなど視聴率アップに努めてきたが、全く反映されていない状況だ。

 ネット上では受信料と関連づけ「なんで支持されていないドラマに莫大な制作費を投じるんだ」「これでは国民から理解が得られるわけがないだろ」「そもそもなんで打ち切らないんだ」などと怒りの声が噴出している。

 何かと話題の「NHKから国民を守る党」の存在もあって、同局は公式ホームページに「NHKについて~視聴者のみなさまへ」と題し、受信料についてのリリースを矢継ぎ早に出しているだけに「いだてん」の低視聴率ぶりはバツが悪い。

 そこで、本紙が同局に「ドラマの打ち切りは検討しているか?」「この視聴率で、視聴者から受信料に理解は得られるか?」と質問状を送ったところ、同局は「より多くの視聴者の皆さまに見ていただけるよう今後も努力してまいります」と、予想通りの“お役所コメント”だった。

「さすがに局内で『いだてん』の話はできませんね。もはや存在しないかのような雰囲気です。早く来年の『麒麟がくる』になってほしいことでしょう」とは制作会社関係者。「いだてん」はまだまだ続くが、いったいどこまで下がるのだろうか。