お笑い芸人の陣内智則(45)、お笑いコンビ「チョコレートプラネット」(長田庄平=39、松尾駿=36)が11日放送のTBS系「アッコにおまかせ!」に出演。吉本興業の改革案に不安な思いを打ち明けた。

 吉本の経営改善に向けた「経営アドバイザリー委員会」の初会合が8日に行われ、所属タレントの契約について従来通りの「マネジメント契約」に加え「専属エージェント契約」制度などの改革案が打ち出された。

 これを受けて、「上層部が変わらなければ吉本を辞める」と発言していた「極楽とんぼ」加藤浩次(50)は吉本残留を表明。「雨上がり決死隊」宮迫博之(49)は、明石家さんま(64)の個人事務所入り有力と報じられるなど、芸人に動きが出ている。

 陣内とチョコプラは和田アキ子(69)から“吉本改革”の感想を求められたが、「制度がよく分からない」と困惑の表情。和田は「こんなに世間的な騒ぎになっているのに会社から何の連絡、説明もないの?」とあきれ顔。3人は楽屋で、同局系の情報番組「サンデー・ジャポン」を見て「エージェント制度って、どんなシステムなんやろう」と情報収集したという。

 陣内もチョコプラも「契約なんてしたことありません」と明言。陣内は「エージェント契約っていうのは、加藤さんが言うには自分で代理人をつくって自分でやってくれっていうことじゃないですか。そもそも、僕らは18(歳)で吉本に入っているんで、ノウハウも知らない。吉本とマネジャーにお世話になってきているので、急にエージェント契約をやりたい人はやってくださいというのは無理ですよ」とコメント。和田の「そんなん、会社でやるもんちゃうの?」という問いに、陣内らは「知らんから、サンジャポを見たんです」「会社はやってくれない」と、情報源がメディアしかないと訴えた。

 陣内は「吉本芸人の8割の意見は、そもそも契約とかないってのは分かっているし、お笑いが好きで入っている。ギャラどうこうじゃないと思う。今まで出演料の割合(ギャラ配分)が本当に分からなかったので、今回そこだけは教えてください、と。取り分は少なくていいですけど、そこだけは教えてください。僕たちの願いはその一点だけです」と主張した。売れっ子の陣内、チョコプラさえも知らない吉本改革の動き。「吉本変わるって報道で言ってますけど、本当に変わるんですか?というのが僕らの中にある」と嘆いた。